アルビレオの観測所

身体均整師&ピラティスインストラクターの日常と、自分の体を整える方法のブログ。思いきって、好きなことだけを仕事にしてみました。

ピラティスの呼吸について解説します

ピラティスインストラクター/身体均整師のはせがわです!

 

これからピラティスのやり方を、わかりやすく解説していきます。

 

やってみたいけど、忙しくてスタジオに行けない方や、ちょっと敷居が高いなあと思っている方…、とにかく痩せたい方や日常生活をもっとラクに元気に過ごしたい方など、是非おためしください。

わたしのレッスンを受けている方は、復習用としてお読みください◎

 

"DVDを観ながらやってみましたけど、腰が痛くなっちゃいました"

"画面を見て言われたとおりやってるつもりだけど、これで合ってるのか分からない"

 

という声もよくお聞きしますので、このシリーズで解決していきたいと思います◎

体調や体型のことを気にせず、楽しく毎日が過ごせるサポートになれば幸いです。

 

それでは本日、初回。

基本のき、呼吸法からいきます。

 

一度に全部覚えようと思わずに、サラサラと繰り返し読みながらやってみてください!

 

 

ピラティスの呼吸とは

はじめる前に、ラクな姿勢で行ってください〇

あぐら、正座、椅子に座っても構いません。

大事なことはなるべくストレスなく、骨盤を立てられることです。

 

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まずはピラティスの呼吸って、『胸式呼吸』です。

ここではひとまず、腹式呼吸じゃないんだな~くらいで大丈夫です。

 

“鼻から吸って口から吐く”

 

もう一度言います。

 

“鼻から吸って口から吐く”

 

です◎

最初はいろいろ考えず、たくさん吸って→すべて吐き出すことをやってみてください^^

慣れてきたら、徐々に胸のほうに呼吸をいれるのを意識していきますが、おなかが動いても今は気にせずに。

 

毎日同じような姿勢をとる習慣がついていると、それだけで身体の特定の部分が固まったり、歪みやすくなります。

身体に深く呼吸が入ってくると、それだけで内側からこわばりがフッとゆるむのが感じられると思います。。^^

 

忙しかったり落ち込んだりすると、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなり、ちいさい呼吸へのループ→猫背の原因にもなります。

身体って、自分が思ってるよりも正直です。

だから、深く呼吸することで、そんなにイライラしたり、落ち込まなくてもよかったな~と思ったり、さっきよりラクな気持ちの自分になれるかも。

無理に優しくなろうと思わなくて、いいと思います。まず自分の心と身体から。

 

ぜひ心の片隅にいれておいてください。

お顔の力はぬいてやってみてください◎

 

胸式ラテラル呼吸

そして、もうひとつステップアップ。

くわしく言うと、ピラティスの呼吸は『胸式ラテラル呼吸』という呼吸法になります。

 

ラテラルとは。

lateral

 横の(方への)、横からの、側面の

lateralの意味 - 英和辞典 Weblio辞書

 

 要するに、胸のをひらくように、呼吸をいれていくんです。

 

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こんな感じに。

 

肋骨を横に、そして後ろにも広げるように、肺を風船のようにフワーッとふくらませます。

※この時、肩に力が入らないように注意!!

どうしても入ってしまう場合は、息を吸いながら肩を思いっきりあげて、吐きながらスットーンとおとしてからやってみてください。

 

リラックスした気持ちでやってみてください。

身体の力をぬくって、時として本当に難しい。

力をギューッといれるのってわかりやすいけど、ぬくって…??

 

実際、わたしもダンスに明け暮れていた頃は、先生に『肩さげて!』って毎回言われてしまうほど、力んで踊っていました。

どうしたらいいかわからず、全力で肩に力をいれてさげようとしていました。

毎日、ひどい肩こりでした(笑)

 

ですが、力のぬき方も、身体に慣れさせるとできるようになってきます。

(これに関しては、また書きます。)

一度覚えた感覚は、自転車に乗れた時のように、なかなか忘れません。

 

それが、日々の生活を今よりもっとラクにしてくれるはずです。

 

コツ①おなか側の使い方

肩をラクにしたまま、肋骨へフワーッと空気をいれる大きな呼吸。

慣れてきたら、おなか側の筋肉も使いましょう。

 

鼻から息を吸って、口からハァーッと吐いた時におなかを縮めないように(!)、おなかをへこましながら、ほそいウエストをイメージしながら、うすくしたおなかをキープします。

 

~しながら、~しながら。。。

↑ の感じがとても大事です。1つの場所に100%の意識を使うのではなく、全身でエネルギーをシェアするということ。

 

エクササイズ中はまた違いますが、呼吸だけの場合、だいたい全力の40~50%の力をいれ続けておきます。

そのまま呼吸を続けることで、胸の風船の伸び縮み感がわかりやすくなります。

 

コツ②あたまの位置

あごを軽く引きます。

※あごを引く時は、できるだけ二重あごにならないように引きます。そうすることで、つむじ(位置は個人差ありますが)がまっすぐ上を向き、首のうしろのつまりが開きます。

首のうしろの皮膚が縦にピリピリピリ~と伸びるような、心地よい感覚が得られるかもしれません〇

 

なにかと考えることが多い日常生活、肩や首の力を一度ぬいて、頭をカラッポにして深い呼吸をしてみてはいかがでしょうか。

 

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一度、力が抜けるようになったり、自分の身体を整える方法を身に着けたならば、そのスキルは一生モノとして、あなたのことを支えてくれるでしょう。

 

まとめ

  • ピラティスの呼吸は胸式ラテラル呼吸
  • 鼻から大きく吸って、口から全部吐く
  • 肋骨を横にうしろにふくらませる深い呼吸
  • 慣れてきたら、おなかをうすくほそくする力をキープ
  • あごを軽く引き、肩をさげる
呼吸に関しては、またことあるごとに書いていこうと思います。
 
 

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